TaiwanTrade2

信頼性

しんらいせい     管理

系、機器,部品などの機能の時間的安定性を表す度合、又は性質 JIS Z8115
reliavility
(1)三大要素:信頼度(故障し難さ、耐久性)、保全度(maintainability,修理度)、設計信頼度
(2)広義の信頼度は、abailability:(信頼度+保全度)
(3)設計信頼性とは、マンマシンシステムとして、フェールセーフやフールプルーフを機械システムへ付加することを目的とする→信頼性工学(reliability engineering)
(4)一般製品では、コストと品質のバランスを取った最適信頼度を求める
(5)メーカ側の作り込む固有信頼性Ri(inherent reliability)と実使用における使用信頼性Ru(use reliability)

水車
すいしゃ     流体
羽根を持つ羽根車(ランナ)をケーシング内で回転させて、水の持つエネルギを機械の回転エネルギに変換させるターボ型の推力機械
water turbine
hydraulic turbine
(1)大きく、水車とポンプ水車(reversiblle pump-turbine )とに分ける
(2)比速度(specific speed of water turbine)により、水車形状の相似則が成立する…水車の場合nsp[m,kW,rpm]=nP^(1/2)/H^(5/4)
(3)水車は大きく、衝動水車(impulse turbine)と反動水車(reaction turbine)及び貫流水車に分けられる
(4)高落差、小流量はペルトン水車(多ノズル化で効率を維持)
(5)低落差、大流量でプロペラ水車(デリア水車、カプラン水車)
(6)高中落差、中大流量でフランシス水車(構造が簡単で、経済的、日本の水車の80%)

水準
すいじゅん     計測
(ゲームで)最高位の決定を行う役割の属する層
level
(1)(ゲームの~):JIS Z8121
(2)例:ゲームで参加者が決定を行う役割の内,最高のものが社長であればこのゲームを社長水準のゲームという
(3)(実験に於いて)因子のとる種種の段階…どうも、”量”や”値”を示しているらしい(?)

水素誘起割れ
すいそゆうきわれ     材料
平衡固溶限以上の水素が結晶格子間へ侵入した結果の膨れや,結晶粒界/非金属介在物周辺への水素析出と引張り応力の共同作用による割れの発生
hydrogen assisted crackong
(1)水素脆性割れ:hydrogen enbrittlement crackon
(2)遅れ破壊の一種とされる
(3)高温高圧下の鋼の場合は、脱炭と粒界へのメタン発生で粒界割れ:hydrogen attack(水素侵食)or htdrogen brittleless(水素脆化)
(4)C1100の様にCu2Oを含む材料は、還元されて粒界割れや空孔が発生する。
(5)水素脆性試験によって評価される

ストローハル数
すとろーはるすう     流体
液体中の周期現象を表す無次元数で,St=Nd/U (N:変動周波数、d:代表寸法 U:流速)
strouhal number
(1)一様流れ中で円柱を振動させる時StとReが流れを特徴づけるパラメータとなる
(2)カルマン渦による振動の場合、StはRe(=Ud/ν)の非線形関数であり、この場合Reのみがパラメータとなる
(3)StとRwは線形関係でないよ

スポット溶接
すぽっとようせつ     材料
重ね合わせた母材を両側から電極で加圧通電することで、母材接触面にナゲット(溶融、凝固部)を作り接合する溶接法
spot welding
(1)点溶接、resistance spot welding
(2)抵抗溶接(resistance welding)の一種(スポット、プロジェクション、シーム)
(3)自動車は一大辺り3千打点を超える(0.7~2.6mm軟鋼薄鋼板)
(4)スタッド溶接はアーク溶接+加圧なので、スポットとは違う。 が、スタットナットは、プロジェクションなので友達。

スラリー
すらりー     流体
粉体,繊維などが浮遊し,懸濁した液体
shurry
(1)非ニュートン流体であり,粘性は固体粒子の体積割合により増大する
(2)レイノルズ数が大きくなるとニュートン流体に近づく
(3)層流の速度分布は均一分布と方物分布の中間(熱伝達率も同様)

寸法効果
すんぽうこうか     材料
破壊強度が部材寸法の増大に伴って低下する現象
size effect
原因…
(1)寸法の増大に伴う高応力に曝される体積の増大
(2)製造過程で生じる組織の不均一
(3)残留応力の増大
(4)直接的な破壊の要因となる亀裂の発生が組織の最も弱い部分に集中すること。 
(5)疲労強度の寸法効果は著しい
(6)応力勾配を生じる曲げ、ねじりによるものが特に大(引張りでは少ない)
(7)(別)金属結晶格子内の刃状転移周辺のエネルギ分布状態が結晶溶質原子の大小によって変化する現象 試験片と実機の寸法差を考慮した設計が必要

制御因子
せいぎょいんし     品質
設計者が自由に中心値や水準を決めることが可能な変数や材質を指す品質工学用語
(1)品質工学実験は、最も安定性の高い設計を得る際の制御因子を決定する為のもの
(2)選定には技術者の持つ固有技術のノウハウが必要だが、一般に8個設定することが多い。
(3)パラメータを多数挙げ、予備実験によって絞り込むこともあるが、品質工学の特徴を損なわないように配慮が必要
(4)各々の制御因子は、2~3段階の水準を割り振った直交表を元に実験する。(中心値に現実的なものを据えて、後は前後にかけ離れた値を割り振る)
(5)制御因子毎の相互作用は、結局は確認実験で”最適条件”の最適さの確認と一緒に判断される。:「最適条件の再現性を確認する」
(6)
(7)

生体機能セラミックス
せいたいきのうせらみっくす     材料
生体の構造・機能の代替を行い、或いは生体情報を収集することを目的としたセラミックス
bio- 
(1)(金属,高分子化合物に比較して)生体内で極めて安定/生体組織との親和性に優れて、腐蝕,拒絶反転が少ない
(2)biostable(生物学的安定)、bioinert(生物学的不活性)という点で、AL2O3が優秀
(3)リン酸3カルシウムは埋め込み後に吸収,新生骨と置換する
(4)水酸アパタイト(HAP)は生体適合性に優れるが強度的問題が残る
(5)ジルコニア、TiN等 (6)人工間接骨頭、人工骨、骨補充材、抗菌スプレー、人工歯etc

セラミックファイバ
せらみっくふぁいば     材料
耐熱性,断熱性を十分発揮させる為に線状に下降したセラミックス
(1)数μm~200μm程度で3GP程度の引張り強度を有する
(2)強化材として複合セラミックに利用(ボード状、シート状、ロープ状)
(3)断熱材としてセラミックス系ファイバーの内、アルミナシリカ繊維を狭義のセラミックファイバと称する
(4)溶融原料を圧縮空気で吹くブローイング法、遠心力で吹くロータ法などの製法が有る
(5)多結晶質のアルミナ繊維,ジルコニア質繊維は、紡糸後に1000℃程度で焼成する前駆体法
(6)スペースシャトルの耐熱タイルは、三次元網目構造のシリカ繊維の成形物
(7)アズベスト代替としてのチタン酸カリウム

線量当量
せんりょうとうりょう     計測
放射線線種の生物学的相対有効度(RBE)を考慮した吸収線量
(1)線量を定量的に示す尺度の一種(照射線量[R](レントゲン)、吸収線量[Gy]or[rad],下名)
(2)単位[Sv]シーベルト=[J/kg] or [rem]=[erg/g] (3)吸収線量[Sv]=[Gy]*RBE

走査型プルーブ顕微鏡
そうさがたぷるーぶけんびきょう     計測
マイクロプルーブを操作する各種のnearfieldsensing顕微鏡の総称
scaning probe microscope/SPM
(1) 操作型トンネル顕微鏡(STM/scaning tunneling ~):鋭く尖った金属探針を導電性試料表面に1nmで近接させてトンネル電流を増幅~距離フィードバックする。分解能0.2nmで、観察,分析や能動的応 用分野(微細加工、原子・分子マニピュレータ)
(2)原子間力顕微鏡(AFM/atomic force ~):絶縁材料に導電性のてこ探針をすきま0.2nmで当てて、そのたわみをSTMや光学的手段で検出する、生体OK
(3)近接視野光学顕微鏡(SNFOM/scaning nearfield optical ~):光ファイバを尖らせて金属膜を蒸着させた後に微小開口を
"設けたものをプルーブとして、しみ出たエバネッセント光を利用し(照射、回収)たSPM
(4) トンネル音響顕微鏡(TAM):SPMプルーブを振動~接触させて検出 (5)STMがベースになるので、多機能化が進む

送風機
そうふうき     流体
圧力比が2未満若しくは圧力上昇が0.1MPa未満の気体圧送機械で、ファンとブロワの総称 (JIS B0132)
blower
(1)圧力比1.1未満、若しくは圧力上昇が0.01MPa未満がファン、圧力比1.1~2若しくは圧力上昇が0.01~0.1MPaがブロワ
(2)圧力比が低い為、気体の圧縮性にともなつ発熱はあまり考慮されず、その為の冷却装置も持たない
(3)主にターボ式の構造を持つが、圧力上昇のおおきな物については容積型の二葉式や流体摩擦型の渦流式が用いられる

ダイカスト法
だいかすとほう     加工
金型に溶湯を加圧注入する鋳造法
die casting
(1)金型の保持、圧入(兼、鋳込み)を容易に繰り返すダイカストマシンで生産に供する
(2)寸法精度が高い
(3)鋳肌が滑らか 
(4)複雑、薄肉形状に対応
(5)冷却速度が大きい為に組織が微細
(6)大量生産に適する
(7)Al,Cu,Zn,Mg,etc.低融点金属を使用(金型の熱疲労)
(8)アキュラッド、真空ダイカスト法等が工夫

タフトライド法
たふとらいどほう     材料
溶融塩(KCN)+O2を用いた塩浴による軟窒化(soft nitriding)
tufftriding
(1)主剤としてNaCN,K2CO3,Na2CO3→Feの触媒作用による原子状Nの吸着拡散
(2)570℃で1~2[H](1.5[H]が平均的)
(3)Hv=500~700(cf.窒化鋼のガス窒化で1100):SCM420浸炭表面硬度に相当
(4)耐磨耗性、耐疲労性を著しく改善する
(5)ヤモ材に適用
(6)軟窒化鋼は浸炭歯車の代替として利用が拡大
(7)RXガス+NH3によるガス軟窒化:ナイテンパ法(580℃で0.5~5[H])でタフトライドと同組織が得られる

撓みの公式
たわみのこうしき     機力
定石っす
(1)断面二次モーメント:角断面でbh^3/12,円断面で πD^4/64…int(y^2)dA
(2)集中荷重のカンチレバーδ=Wl^3/3EI,梁δ=Wl^3/48EI
(3)分布荷重のカンチレバーδ=wl^4/8EI,梁δ=5wl^4/384EI

畜熱槽
ちくねつそう     熱力
熱源装置の構成要素の一つで、熱源機器の余裕を利用して蓄熱し,任意に取り出し可能とする
thermal accumulator/heat accumulator
(1)熱源機器の小型化に有効、 熱の回収と使用量に時間的な差の有る場合にエネルギの有効利用が可能となる
(2)夜間電力利用で経済性も両立
(3)熱損失やポンプ損失による制約が有る
(4)空調用としては1000[m^3]を超えると実用(コスト的には10000以上)
(5)蓄熱媒体は水が殆ど(顕熱利用)

チタン
ちたん     材料
SUS以上の耐蝕性(隙間腐蝕、孔食、SCC少ない)、ρCu/2、σB(Fe),Alをぶっちぎる耐熱性を兼ね備える1950頃からの若い金属。 但し、熱伝導率小さく、焼きつき易い難削材
titanium
(1)σfatigue>σB/2でAlより優れる
(2)耐蝕性を利用した、海水熱交換器,反応槽に応用
(3)高御強度に優れるα型合金はジェットエンジンのコンプレッサ,静翼、動翼
(4)高低温強度、加工性、熱処理性のバランスの取れたα+β型合金は、航空機エンジン、ロケット、潜水艇等

窒化
ちっか     材料
焼き入れ/焼戻しを施した鋼に対して窒素の侵入拡散により表面を改質する処理
nitriding
(1)窒化の処理法には大きくガス窒化とイオン窒化がある。
(2)ガス窒化:NH3を鉄の触媒反応によって分解、Nを吸着/拡散する性質を利用。高品質だが、焼戻脆性の発生する温度域での長時間処理(0.1mmの処理で10時間)が必要。
(3)イオン窒化:準真空中のN2雰囲気のグロー放電で発生した高速イオンを利用、短時間,低温,低エネルギー 
(4)軟窒化(塩浴):KON+O2に鉄の触媒反応でN発生、タフトライド法、Hv700
(5)Fe-N系の低い共析点(590℃)による熱変形の少なさとHv1200の高硬度
(6)処理層と芯部の境界から疲労が進行するので、表層部に欠けを生じている場合の疲労強度が著しく向上する
(7)窒化鋼(Al,Cr,Ti,V)でないと、効果的硬度向上が望めない
(8)窒化の際に残る変形は非常に僅少であるが、部品が一定以上の厚さを有すれば、片面で0.015~0.020mm程度の寸法が増加(太り)する。

鋳鋼
ちゅうこう     材料
鋼の強度と溶接性を保ちつつ鋳造性を付加した、C0.2~0.4の鋼材
steel casting
(1)薄肉化、溶接可能
(2)鋳込み温度高く、収縮率大きい…耐火、押し湯方案の吟味が必要
(3)焼きなまし(焼きならし)必須…樹状結晶の拡散、ひずみ除去
(4)焼き入れは避ける方が好ましい
(5)合金鋳鋼(alloy steel casting)は特殊鋳鋼と呼ばれ、強度、耐磨耗性、耐蝕性、耐熱性向上
(6)鉄道、船舶、鉄鋼業で利用

直交性
ちょっこうせい     機力
関数fi(x)が直交条件:(a,b)でintg(fi(x)・fj(x))=0(i<>j)and A(i=j)を満たす性質
orthogonal
(1)この関数系を直交系(orthogonal system)
(2)A=1のとき正規化されているという(正規直交系)
(3)sin(nx)やcos(nx)は(0,π)で直交、n=m/sqrt(π)で(0,2π)だと正規直交
(4)フーリエ級数f(t)=Σan・cos(nω0t)+Σbn・sin(nω0t)は、直交性によりan=ω0/π・intg(f(t)・cos(nω0t))…(0,2π/ω0)
bn=ω0/π・intg(f(t)・sin(nω0t))…(0,2π/ω0)と決定される
(5)(固有振動の~/モードの~)この性質により、任意の振幅比をモードの線形和として表現する出来ることが保証される

直交表
ちょっこうひょう     品質
品質工学実験で用いるものは、割り付けられた制御因子の特定水準に着目し、他の全ての制御因子の水準が均等に組み合わされた表
(1)各制御因子毎の単独の効果を判定する為の実験計画に利用する。
(2)品質工学では、制御因子をできるだけ取り上げ、直交表の組み合わせによって実験を行い、それぞれの制御因子毎に最もSN比の高い条件を選んで最低条件となる水準を組み合わせを求める。
(3)(参考)実験計画法では、因子全ての組み合わせ実験の手間を避ける目的で直交表が用いられる。
(4)L18と呼ばれる、MAX8個の制御因子と、18回の実験に割り付けるタイプの直交表が一般的

転位歯車
てんいはぐるま     要素
転位歯切り法(gear cutting with addendum modification) によるインボリュート歯車
X-gear/profile shifted gear
(1)ラック工具の基準ピッチ線を歯車の基準ピッチ円半径(zm/2)から半径方向にxmだけずらせて創成歯切りを行う(x:転位係数,addendum modification coefficient)
(2)基準ラックで行う基準圧力角α=20°でZ<17でも切り下げ(歯車のは喪のtの有効名は面の一部が削り取られて噛合率の低位化と強度低下)を防ぐことができる
(3)転位係数は(Z1+Z2)-(x1+x2)のグラフで示されるISO(案)方式が在る

電解加工
でんかいかこう     加工
所望形状の陰極工具を被加工物の陽極に近接させて電解液中で通電することで所望部分を電解溶出させる加工
electro-chemical machining/ECM
(1)電極間距離は0.02~0.7mm,5~20V,30~200A/cm^2
(2)電流密度が高いほど加工速度、精度、表面粗さが向上する。
(3)割と速い加工速度で今日麺が得られるが精度は0.03~0.3mmと、放電加工に劣る
(4)陰極への金属イオンの付着や加熱を防ぐ為電解液を高速で噴出する工具を用いる 
(5)材料強度に関係無く一定速度で加工が可能
(6)工具は完全に消耗しない 
(7)加工変質層を持たない 
(8)公害防止処理がいる マスカウント(絶縁物)被服の必要なケミカルミーリングや工具が接触する電解研磨(ECG)とも区別する

電解研磨
でんかいけんま     加工
陽極の電解溶出を利用した表面仕上げ処理
electolytic polishing
(1)広義のECM
(2)研磨するものを陽極として電解液中に吊るし,適当な条件下で電解して光沢表面を得る  
(3)研磨するものに対して力,熱,表面変質層を与えない
(4)軟質金属の鏡面加工が可能 
(5)複雑形状の研磨OK 
(6)研磨速度が遅く角部が丸くなる

電子ビーム溶接
でんしびーむようせつ     加工
高真空室(チャンバ-)内の陰極フィラメントからの熱電子を、100~150kV程度で加速、収束させて対象を加熱する溶接法の一種
electron beam welding
(1) 熱変形の少なく、小物、精密溶接が可能(例:幅2mm深さ18mmの溶け込み)
(2) 装置は溶接対象の位置をNCで制御するのが一般的
(3) チャンバのサイズは2m角以下で、対象の大きさは700mm角程度が普通
(4) チャンバを真空とする段取りがある為、作業能率は低い。

どう     材料
低い電気抵抗から、需要の半分以上は電気材料である、最も古い実用金属。 ρ=8.89,Tm=1089
cupper
(1)工業用Cu:無酸素銅(C1020),タフピッチ銅(C1100…水素脆性),りん脱酸銅(C1201,1220)
(2)黄銅(brass, Cu-Zn):展伸材(30~40%Zn,C2100等)、鋳物(15~40%Zn)…アンモニアによる境界腐蝕と割れ、酸・塩で脱亜鉛、冷間加工で置割れ
(3)りん青銅(bronze,Cu-Sn):展伸材(3~8%Sn 0.2%P,5101),鋳物(9~15%Sn 0.05~0.5%P,BC2)…強度,耐蝕性,耐磨耗性→歯車、ばね
(4)ベリリウム銅(C1700):時効硬化でσB=1400MPa→軸受、高級ばね、電気接点
(5)焼結軸受合金(Cu+10%Sn+3%C):青銅類似の多孔質

特殊砂型造形法
とくしゅすながたちゅうぞうほう     加工
通常の砂+水以外の素材や粘結剤を用いた造型法
(1)C02法…砂+水ガラスを造型時にCO2で速硬化。水分により気泡が発生。型バラシが難点
(2)自硬性鋳型t…放置して硬化するバインダ+砂(水ガラス、フラン樹脂、Nプロセス、FSプロセス)型バラシ容易
(3)シェル鋳型…レジンサンド(石炭酸樹脂+砂)を加熱金属模型で硬化させる。大量生産に向く
(4)ロストワックス…ろう模型を用いて型の造型。ソリッドモールドとセラミックシェルモールドとある。
(5)Vプロセス…鋳型全体をビニールで包み鋳わく内を350~450mHgで吸引することで鋳型を固定する型バラシ時の粉塵が少ない

特殊鋳造法
とくしゅちゅうぞうほう     加工
注湯に重力を利用しない加圧鋳造法…ホントかよ
(1)低圧(0.05~0.5)、(2)高圧鋳造法(数百気圧)…押湯効果・半溶で注湯し緻密
(2)ダイカスト…cold/hotチャンバ(効率では前者)→真空ダイカスト法に発展 
(3)遠心鋳造…50~100Gの遠心力を金型に与える

トラバース研削
とらばーすけんさく     加工

円筒研削作業の一種で,砥石軸方向の送りを与える加工
traverse grinding
(1)砥石,テーブルのどちらかガ動いても構わない
(2)プランジカット研削の逆

砥粒
とりゅう     加工
機械加工用の高硬度の粒状/粉状の物質
abrasive (grain)
(1)AL2O3(アルミナ/コランダム:corundum…天然)はモース硬度で12で白色。溶融アルミナを結晶させて作る。A砥粒。固い材質に対して研削能率高い
(2)SiO2はモース硬度13。珪砂+コークスによる。純度が高いものは緑。G砥粒。軟質材に対して研削能率良い
(3)ダイヤモンドも特別な砥石やラッピングに用いる
(4)単結晶の砥粒は破砕亀裂性がなく球形に近く切れ味が良く長持ち
(5)粒度(grain size / grit)は10>220>700で26段階に分けられ,粗削りで#10~30,仕上げで#36~80

荷役機械
にえききかい     一般
物質を積卸し、積付け、取り出し、仕分け、荷揃え等を行う行う機械
(1)運搬(material handring)の一テリトリ…(荷役、運搬、保管)
(2)物上げユニット:巻き上げ機(ホイスト)、テーブルリフタ
(3)クレーン
(4)移動式クレーン
(5)連続式荷役機械(コンベア/バケット/エレベータ/チェーン式 ローダ/アンローダ、スタッカ)
(6)産業車両(フォークリフト、トラック、ショベルローダ、ストラドルキャリヤ)

ニッケル
にっける     材料
耐酸性、高温強度(500℃)、耐塩酸・硫酸特性を持つ。 強磁性(~360℃) 酢酸、硝酸に弱いっす。
nickel
(1)純ニッケル:電子管の極材、メッキ材料
(2)Ni-Cu合金:モネルメタル(monelmetal, 冷間加工性、耐蝕性、高温強さ、硬度→化学工業、海水用、ポンプ)、コンスタンタン(constantan電気抵抗材、低温用熱電対)
(3)Ni-Fe-Mo合金:ハステロイ(hastelloy),インコネル(inconel)時効性耐食合金、あらゆる濃度の沸騰塩酸・硫酸・塩・アルカリに耐える
(4)Ni-Cr合金:ニクロム(nicrome),クロメル(cromel)耐熱性、熱電対線
(5)インバー:低膨張合金

二葉圧縮機
にようあっしゅくき     一般
ケーシング内の平行軸に90°位相ずれ二葉型ロータを同期歯車を介して逆向きに回転させて圧送する容積型圧縮機の一種
two lobe compressor
(1)ルーツブロワ(商品名)
(2)ローラ,ケーシングは僅かの隙間(ロータ直径の1/1000, 0.1~0.5mm)を保つ:摺動無し、潤滑不要
(3)ロータプロフィルは、サイクロイド、インボリュート、エンベローブなど
(4)0.1[MPa]、圧力比2,流量2~60[m^3]程度
(5)ディーゼル用、真空用、ガス圧送用
(6)流量調整は主にバイパス制御による

ねじ
ねじ     要素
コイル状に作られた断面の一様な突起:ネジ山を持つ円筒又は円錐
screw thread
(1)円筒・円錐内外面のネジ山で、オネジ・メネジを区別
(2)円筒・円錐のネジ山で平行・テーパネジを区別
(3)ネジの条数と右・左ねじ
(4)三角ネジの効率:η=T0/T=tanα/tan(α+λ')…T0:摩擦+トルク,α:ピッチ角,λ:摩擦角,tanλ'=tanλ/tanβ,2β:二つのフランクのなす角
(5)三角・台形ねじのηは四角より小さく、締結に適する
(6)旋削、タップ・ダイス、ネジフライス、研削
(7)ネジ部を持った締結要素の略称

熱伝導率
ねつでんどうりつ     熱力

ある点における熱流速(heat flux)を,その点の温度勾配-@θ/@xとの積で示す係数λ
thermal conductivity
(1)単位[W/(m・K)]…熱量の移動の大小を示す
(2)フーリエの法則:q[W/m^2]=-λ@θ/@x(熱流速)
(3)銀で400,液体最大の水で0.6, 炭酸ガスで0.015
(4)λ/cpρ[m^2/s]を熱拡散率(thermal diffusivity)で温度の伝わり方の大小を示す(cp:比熱、ρ:密度)
(5)水銀を除く金属は導電率σ[1/μΩ・m]との間に比例関係が有り(ウィーテマン・フランツの法則)温度が上がるとλは低下する
(6)対流熱伝達(固体壁と流体間の熱移動)を示す熱伝達率(heat transfer coefficient)とは違う

粘度
ねんど     流体
速度勾配をもって流れる流体に於いてその変形に対する抵抗の大きさ(=剪断力)を表す指数。
viscosity,coefficient of viscosity
(1)ニュートンの粘性法則(Newton's low of friction、τ[Pa]=μ[Pa・s]・dv/dy[1/s])で示されるμ 
(2)「流体が底面に対して1[m]で1[m/s]の速度勾配を持つ時,流れに平行に取った仮想平面に作用する剪断力が1[Pa]となる粘度を単位基本とする。
(3)温度に対して、液体は増減、気体は逆に振る舞う
(4)圧力に対しては概ね無関係
(5)実際的な流れの場の振る舞いはμ/ρ=ν[m^2/s]:動粘度による
(6)[P]は工業単位系

剥離
はくり     流体
物体表面から境界層が剥がれる現象
separation
(1)流れの下流方向に圧力が増大する流れの場に於いて発生する。
(2)乱流境界層では生じ難い(境界層内で運動量の交換が多い為)
(3)剥離によって境界層は主流側に押し上げられ不連続面(渦の層)が生じる
(4)剥離点での流体の速度は0
(5)剥離点で壁面に働く剪断力は0
(6)剥離点上の後方では境界層は急速に厚くなり,境界層方程式は成立しない

バラス効果
ばらすこうか     流体
高分子融液の様な粘弾性液体を細管から流出させる際に液径が管内径よりもふくらむ現象
Barus' effect
(1)メリトン効果
(2)縮流と逆(水、油)
(3)短管の場合弾性流入効果(管通過時間が緩和時間に満たずに出口で解放される)による
(4)長管の場合法線応力効果(ニュートン流れ以外の剪断流の法線方向への力の作用)による

引き込み現象
ひきこみげんしょう     流体
(円柱系からの)渦の放出数が在る範囲で(ストローハル数に影響されず)系の固有振動数に一致する現象
lock-in
(1)同期現象(syschronization)
(2)逆にいうと、系のNcrなる渦放出となる流れの条件に幅が在る
(3)このとき、流れ条件を上下させると、履歴現象を生じる
(4)現象下に於いて,揚力係数は拡大(2.5倍)する
(5)ストローハル数Ncrd/U=1/4.5~1/8程度でNcrの渦が発生する
(6)もんじゅの事故原因だね
(7)rockingと音がにているけど、こちらは剛体の転倒のこと

ピトー管
ぴとーかん     流体
ピトーが考案した,L字型に曲げた流体の全圧測定用の管
pitot tube
(1)先端の空いた管を流れの方向に曲げて,流体中におくことで、全圧pt=ps+ρv^2/2を得る
(2)流に平行な壁面上から静圧psを取り出し、全圧との差をマノメータ求めることで、ベルヌイの法則から流速v=k*sqrt(2*△p/ρ)(k:ピトー係数)
(3)静圧も同時に取り出すことが可能なピトー静圧管(pitot static tube)も、単にピトー管と呼ぶ

ビトリファイド砥石
びとりふぁいどといし     加工
粘土,陶石,長石をベースとした結合剤を磁器質化した砥石
vitrified (bonded) wheel
(1)焼成後の砥石の結合度を調整し易い
(2)日本の砥石の60%
(3)切断用などに必要な薄い砥石は作れない
(4)Vit/V記号で示す

非ニュートン流体
ひにゅーとんりゅうたい     流体
ニュートンの粘性方程式に従わない流体を指し、その流動様式により細分される
non-Newtonian fluid
(1)狭義の非ニュートン流体とは、純粘性流体(purely viscous fluid)の内、ずり速度(速度勾配、D=dv/dy)と剪断力の関係が直線的で無いものを指す
(2)塑性流体(:plastic fluid)変形に降伏値を持つ。特にdD/dτ=cのものをビンガム流体(Bingham fluid)
(3)擬塑性流体(pseudoplastic fluid dD^2/dτ^2<0…マヨネーズ,major)
(4)ダイラタント流体(dilatant fluid dD^2/dτ^2>0…水+砂 etc.)
(5) 広義の非ニュートン流体で時間依存流体(time-dependant fluid)…シラソトロピー流体(ex.インキ),レオスペクシー流体、粘弾性流体(viscoelastic fluid)…τ=τ(D,ε)であり、変形が一部回復する,高分子化合物溶液など

非破壊検査
ひはかいけんさ     計測
検査対象物の形状機能を損なうこと無しに欠陥を検査し、品質分析,補修の要否,残存寿命推定などの判定を行う
non-destructive inspection/NDI
(1)放射線透過試験(RT/radiographic test):欠陥による放射線吸収の差をフィルムに撮影する、X線なら~100mm,γ線なら小型高エネルギ(割れ、ブロー、スラグ巻き込み)
(2)超音波探傷試験(UT/ultrasonic test):境界の反射を受信するが,と溶接による荒い金属組織や球状欠陥が苦手
(3)磁気探傷試験(MT/magnetic test):強磁性体を磁化した際の表面欠陥から漏洩する磁場をホール素子などの感磁素子で検出(磁粉による目視も有り)
(4)浸透探傷危険(PT/penetrant test):表面欠陥を見易くする
(5)電磁誘導探傷試験(ET/eddy current test):欠陥近傍でコイルインピーダンスの変化を探す
(6)アコースティックエミッション(AE/accoustic emission):割れや破壊時の超音波を複数の接触端子で検出解析、モニタ手法

被覆アーク溶接
ひふくあーくようせつ     材料
溶加材兼電極の被覆溶接棒と母材間のアークで、溶接棒と溶接面を溶融、凝固させて接合する溶極式保護アーク溶接の一種 shielded metal arc welding
(1)単に溶接といえばこれを指す
(2)被覆剤(フラックス:coating flux)に、ガス発生によるアークの安定化、スラグ形成による脱酸、酸化防止の効果、溶け込みの補助、心線の防錆の役割
(3)突き合わせ,隅肉が一般的
(4)ビードはさざなみ模様となる
(5)(3mm厚以上)広く金属材料に適用可能だが,アルミや銅はガスシールドの守備
(6)アークによる紫外線の発生
(7)水中溶接の場合(空気シールド併用)ブローホールの発生に注意
(8)一般に交流30V(200A)で溶け込みが少なく、開先が必要だが、直流にすることで溶け込み量の調整も可能(溶接棒が-で深い。)

微分方程式
びぶんほうていしき     計測
変数と関数の関係が導関数を含む形式である式
differential equation
(1)常微分方程式(ordinary differential equation),偏微分方程式(partial differential equation)
(2)連立微分方程式(simultaneous differential equations)
(3)線形微分方程式(linear differential equation),非線形微分方程式(nonlinear differential equation)
(4)微分方程式を解く(solve)ことは、積分(integrate)と同義,difference equationは差分方程式

表面高周波焼入
ひょうめんこうしゅうはやきいれ     材料
高周波電流を流したコイルによって鉄鋼の表面を誘導加熱する焼き入れ手法
induction hardening
(1)鉄鋼の温度による相変化(加熱によるオーステナイト化→急冷によるマルテンサイト化)を利用。
(2)誘導電流の渦電流損失による発熱は渦電流密度の表面硬化により表面を効果的に加熱することを利用。 
(3)硬化層の深さを制御い易い(コイル周波数,距離などのパラメータが比較的扱い易い)
(4)加熱~冷却を短時間で連続的に処理する方式が可能な為、焼き入れむらが少ない
(5)冷却に水のみを使うと焼割れをおこし易く、水溶性の焼き入れ材を使用して、焼戻し(200℃)もするべき
(6)高周波電源として,電動発電機,電子管式発振器,サイリスタインバータが一般的

表面処理
ひょうめんしょり     材料
(金属の)特に表面の硬化(~耐疲労性)、美観、耐腐蝕性、耐酸化性、耐磨耗性etc.を向上させる処理
surface treatment
種類
(1)加工処理(ショットピーニング)
(2)表面焼き入れ(高周波焼き入れ、火炎焼き入れ、放電焼き入れ、電界焼き入れ)、
(3)拡散処理(浸炭、窒化、浸硫)→(1)~(3)は表面へ大きな圧縮応力を残して耐疲労性を向上させる処理とも言える
(4)皮膜処理:メッキ、溶射、PVD,CVD,イオン注入法、レーザ処理→”表面改質”としてトライボロジ分野の応用が著しい。コーティングとして工具への応用
(5)芯部で衝撃荷重を適度の吸収させ,外界に触れる部分の機能を向上させる処理であるといえる

疲労
ひろう     材料
延性材料が(降伏や破壊を生じる静的荷重以下の)荷重の負荷を繰り返すことで,塑性を伴わずに破壊(疲労破壊)する現象
fatigue
(1)材料の劣化ではない。
(2)疲労亀裂の発生とその進展が本質。
(3)荷重強度及び繰り返し回数で定まり、時間はほぼ無関係。
(4)機械部品や構造物の破壊原因の大半を占める。
(5)残留応力による疲労強度の改善が一般的(表面硬化、予ひずみ、表面圧延、ショットピーニング)
(6)影響因子[5]組織安定性(転位の再配置による強度低下)、介在物(微視適応力集中源)、軟質層(不均一)、切り欠き、残留応力
(7)脆性材料の遅れ破壊現象を疲労(静的疲労:static fatigue)と呼ぶ

品質工学
ひんしつこうがく     品質
機能性の評価尺度に”ロバスト性”を用い、機能の善し悪しを判定する評価手法
taguchi method
(1)MTS(マハラノビス・タグチシステム:多次元の単位空間に対する異常度の距離)を求めて判定に利用する。
(2)技術・設計の善し悪しを早めに判定することで、直感を裏付けするデータの採集,失敗を見切る為のツールとして利用が可能。
(3)(特に基礎開発で)環境や劣化によるバラツキを盛り込み、ロバスト性(安定度)の高いパラメータを設計時から得る為の、実験計画→実験→数値解析から構成される。
(4)設計者が考えている範囲以上の水準を試験し、最適条件(:ロバスト性と性能(感度)を両立させる条件)を見いだすことを特徴とする
(5)問題解決型の開発手法と対極に有り、最適パラメータ探索実験法よりも因子同志の交互作用やノイズの影響を明確に評価することが可能。
(6) 実験計画法と実験の趣旨が異なる。(実験計画法は因子全ての組み合わせを直交表で代表させるのに対し、品質工学では各制御因子の単独の効果を判定する為に 直交表を用いる。←様々な真摯について、水準を変えて試験し、最もバラツキの少ない組み合わせを探すことが目的である)
(7)基本機能はたとえ起こり得ない様な理想状態を必要とするものでも、ノイズの影響を受け難いならば、敢えてそれを選ぶことを基本とする。
(8)基本機能に品質特性を選ばないこと。→実験の失敗につながる。
(9)実験は、制御因子を8つ、水準を2~3つ取った、”L18”と呼ばれる直交表を用いて計画するのが一般的。
(10)品質工学実験の失敗要因:基本機能の選択ミス、制御因子や誤差水準ミス、出力を測定する技術の不足、などあるが、何故失敗したのか判らないことも有る。
(11)手順
[01]開発する製品や技術の基本機能(理想機能)を定義
[02]それに影響する因子(材質や寸法などの各種設計パラメータ、気温や湿度などの環境変化、内部劣化や作業条件の違いなど)を洗い出す
[03]それを、制御因子(コントロール可能)と誤差因子(コントロール不可)に分類
[04]誤差因子の組み合わせにより、悪影響が現れる環境を設定し、誤差表を用いて制御因子の水準を大きく振りながら色々な入力に対する出力(特性値)の変化を調べる:実験
[05]実験結果から「要因効果図」を作成し、各制御因子の特性を評価する:ノイズに対する安定性(ロバスト性)に効く因子はSN比から、性能に効く因子を感度から判断する。 ロバスト性が高くなる因子ばかり集めて設計することで、ノイズに対して最大限に強い設計が可能となる。 ロバスト・感度の両方へ寄与率の高い制御因子を探す。
[06]確認テストを実施する:最適条件(SN比と感度向上から推定した条件)の実証:「最適条件の再現性を確認する」

フェライト系ステンレス
ふぇらいとけいすてんれす     材料
Cr12~18%,C0.1%以下のフェライト組織ステンレス
ferriteic stainless steel
(1)オーステナイト系に比べて耐蝕性に劣る(Niなし)
(2)不足環境の緩やかな建材、部品として用いる(一般耐久消費財用途なら十分)
(3)SUS430など、加工硬化少ない(普通鋼と同程度、SUS416より多い)
(4)溶接後の熱影響部は結晶粒粗大化により延性低下
(5)焼戻脆性有り(475℃急冷)
(6)耐蝕性向上にSUS434(Mo),高純度化(Cr18%over,C,Nのcut)

深溝玉軸受
ふかみぞたまじくうけ     要素
内外輪に円弧状の深い溝の軌道を持ち,鋼球が転動する軸受
deep groove radial ball bearing
(1)転がり軸受中最も代表的
(2)ラジアル荷重/スラスト荷重の両方を負荷可能
(3)構造が簡単で高精度 
(4)高速回転に最適 
(5)一般に鋼板の押し抜き保持器が使用される
(6)精度は4級>5>6>0 寸法はJISで定める

フライス
ふらいす     加工
円筒側面又は端面に複数個の切れ刃を持った回転多刃切削工具
milling cutter
(1)能率は良いが断続切削の為、切削抵抗の大きさと向きが絶えず変化する
(2)重切削・荒削りは小刃数、仕上げや軽切削は多刃/不等分割刃
(3)円筒外周面切れ刃…フライス盤に細長いアーバを介して取付ける→一般的な下向き削りだと回転マークが生じ易い:平フライス、角度フライス、メタルソー等
(4)円筒外周面+端面切れ刃…主軸に直接取り付くので振動少なく、正面刃に表面仕上げ作用:エンドミル、正面フライス
(5)切削初期のチッピング(chipping)や終期の摩耗や亀裂に注意して,工具剛性、エンゲージ角、送り、切削油選択

プラスチック
ぷらすちっく     材料
高分子(polymer)を主成分とし、可塑剤、強化材、着色剤、安定剤などの充填剤を必要に応じて配合させて成形して得られる固形材料であり、高分子材料(polymetric materials)の一種
plastics
(1)合成樹脂(synthetic resin)
(2)軽量構造材:ポリエチレン(HD),ポリプロピレン(PP),ABS…成形性、耐衝撃性→FRP化
(3)透明板:メタクリル(PMMA,衝撃に弱い),ポリカーボネート(PC,表面硬度不足),ポリスチレン(PS,安価、脆い),塩化ビニル(PVC,変形)
(4)絶縁強度部品:PC,フェノール(PF),エポキシ(EP),シリコン(SI)
(5)低摩擦部品:PF,ポリアミド(PA),ポリアセタール(POM),PTFE…自己潤滑~無給油、低騒音→軸受、歯車
(6)耐食材:PTFEライニング等→化学プラント、ガスケット、ポンプ
(7)断熱材、緩衝材、吸音材:発泡ウレタン(PUR)

プランジ研削
ぷらんじけんさく     加工
円筒研削作業の一種で,砥石半径方向に送って工作物の外周を研削する加工法
plunge grinding
(1)プランジカット:plunge cutと呼ぶことも多い
(2)円筒研削盤には砥石台が動く機能が必要
(3)トラバース研削の逆

粉砕機
ふんさいき     一般
固形材料(破材)を機械的方法により細分化し,必要な大きさの粒子を作りだす:粉砕(puluerization/ size reduxtion)装置
crusher/ mill/ puluerizer
(1)材料の粒度範囲に応じて、破砕機(crusher…数10cm→数cm),中間粉砕機、微粉砕機(fine grinding machine)
(2)破砕物の粒径,粒度分布を所望の値に揃えることが要求される
(3)湿式(液体中で)、乾式(air or gas中で)
(4)破砕操作…回分式(batch grinding:全量を一度に処理)、開/閉回路(open/closed circuit)…閉回路式が粒度調整が容易で過粉砕が無い
(5)粉砕機…コーンクラッシャなど
(6)微粉砕機…摩砕:frictional grinding, 衝撃式
(7)ローラミル(コーティング効果に注意)、媒体撹拌式、ジェット、圧縮摩砕式(すりこぎ)

ペルチェ効果
ぺるちぇこうか     電気
異種導体の接合部に電流を流すと一方の接点で吸熱,他方で発熱する現象
peltier effect
(1)熱量は電流,絶対温度、熱起電能(ペルティエ係数)に比例する
(2)電流の向きを逆にすると吸熱・発熱が逆転する
(3)この現象を利用した小容量の冷却(熱電冷凍、電子冷凍)は、成績係数が低いが制御が容易で故障も少ない
(4(ゼーベーク効果の逆?

ベルヌーイの定理
べるぬーいのていり     流体
流線に沿った流体の単位体積当りの力学エネルギの保存則を示す方程式
Bernoulli's equation
(1)p +ρgz +ρv^2/2 =c (p:圧力, ρ:密度, z:鉛直方向の座標=位置ヘッド ,v:速度, c:定数)
(2)定数cは流線によって異なるが、定常流渦無し流れ(速度ポテンシャルが存在する)に於いては流れの場全体で一定となる 
(3)一般化することで乱流,圧縮性流体に適用可能。

ベンチュリ管
べんちゅりかん     流体
中央部のスロートと呼ばれる絞り部の両側に広がりの異なる2個の円錐管を接続した絞り機構の一種で、流体の流量測定に利用される
venturi tube
(1)同じ絞り比(0.06~0.25)を持つオリフィスやノズルに比べて圧力損失が小さく、流量係数は1に近い
(2)スローと部と、上流平行部との静圧力の差を取り出すことで、流量を導くベンチュリ流量計の構成部品となる
(3)流量Q=εCF'*sqrt(2ρ△P/(1-(D'/D)^4)) (ε:膨張係数,C:流量係数)

ポアソン分布
ぽあんそんぶんぷ     計測

平均と分散が共にkで確率がf(x)=k^x・e^-k/x! (x=1,2,3..)
poisson distribution
純粋不連続な確率分布(二項分布、パスカル分布etc.)の一種
←→絶対連続な分布:正規分布、コーシー分布etc.

放電加工
ほうでんかこう     加工
液体中のパルス放電による電極の消耗現象を使用した加工
electro-discharged machining,EDM
(1)100V,250~250kHz,程度で加工速度、電極消耗などを考慮してパラメータを調整する。 
(2)型彫放電加工とワイヤカット放電加工(WEDM)に大別される。 
(3)WEDMの場合、電極消耗を考えない 
(4)WEDMの場合表面変質層がない(熱は発生するが侵炭がない) 
(5)金属であれば硬さに関係無く加工が可能 
(6)高精度な梨地仕上げ面が得られる(0.005~0.05mm)
(7)工具や加工機の剛性不要 
(8)如何せん加工が遅い。

保持力
ほじりょく     電気
残留磁化を0にするために必要な逆方向磁界の大きさ
corecive force
(1)抗磁力
(2)磁気ヒステリシスで示される
(3)永久磁石は一般に大きく、磁心材料は小さい

ホブ
ほぶ     加工
切れ歯の形状が各種歯形曲線のプロフィールを持つウォーム状の歯切り工具
gear hob
(1)インボリュート歯車用のホブなら,ホブの断面は基準ラックと同形
(2)ホブ盤(hobbing machine:歯切り盤の一種)に取付けて創成歯切りに用いられる
(3)平歯車,斜歯歯車、ウォームホイールその他の歯車の切削に使用される
(4)一種のフライス工具なので,フライス作業における一般原則に留意する
(5)粗削り用に2/3条ホブを使用し、仕上げは一条ホブが原則
(6)あまり正確な歯形は得られないが,寧ろ(ピッチに対して)重要
(7)クライムホビングにより、寿命向上と仕上げ面の向上
(8)hobとは「暖炉のそばの棚」なんだと

ポンプ
ぽんぷ     流体
流体に力学的エネルギを与える流体機械中、液体の圧力ヘッドを増大させる装置
pump
(1)作動原理による分類[3]・ターボ形(遠心,軸流,斜流)、容積形(往復、回転)、その他(渦流、粘性、気泡)
(2)ターボ型が広い範囲の吐き出し量と全揚程をカバーする為に主流。但しサージングに注意
(3)容積型や特殊型は一般に超高圧か定吐出量、高粘度などの用途に限定される 別名、ベルヌーイの定理(:Bernoulli's theorem)

摩擦
まさつ     機力
接触物体がその接触面内で相対的に運動・運動を始めようとする際に、接触面内で運動を妨げる力が働く現象
friction
(1)主要因子は固体間の凝着と考えられており、摩擦係数μは真実接触面積Aが垂直抗力Wに比例することから一定(クーロンの法則)であることを証明
(2)硬い面が柔らかい面を掘り起こす抵抗,表面変形によるヒステリシス損失が原因となるモデルも在る
(3)アドモンド・クーロンの法則:摩擦の法則「摩擦力は接触面に直角に作用する圧力に比例し,接触面積によらない」
(4)μの計測は、斜面状の物体が動きだす角度θによってtanθで与える
(5)静止摩擦←→(運)動摩擦
(6)乾燥摩擦(固体摩擦、潤滑剤無しの固体間接触)、境界摩擦(潤滑物質の物性で説明できない薄膜や蒸気付着の在る固体間接触)

摩擦圧接
まさつあっせつ     加工
主に円筒状の素材同志を摩擦させ、その発熱を利用して行う溶接法
friction ???
(1)接合に要するエネルギが小さく、接合面の面粗さも10~40μm程度、油・錆の影響が少ない、溶接条件の管理が容易(技能不要)、寸法精度が高い
(2)素材形状の制約(長尺、非対称)、接合面はねじりと圧縮の残留応力
(3)概ね、φ30以下の接合装置が一般的。(大型でもφ100程度)

摩擦面損傷
まさつめんそんしょう     機力
摩擦,転がり疲労,焼付
(1)摩耗(wear)[3]abrasive wear,adhesive wear,corrosive wear+α(フレッチングなど) 
(2)転がり疲れ(rolling fatigue):転がり接触部で高い面圧の繰り返しによって表面近くが疲労破壊~剥離,pitting(歯車), spalling(歯車),case crashing(浸炭歯車)
(3)焼付(seizure, lubrication fatigue):潤滑状態の不安定遷移で生じる摩擦面の巨視的溶着による面荒れと固着現象…scoring(歯車,カム…米のみ)
(4)キャビテーション、エロージョン、ピーリング、電蝕等

摩耗
まもう     材料
摩擦に伴い、固体の表面から少しずつ減量を生じる現象
wear
(1)摩耗粉の発生と離脱
(2)なじみ(機械部品の稼働初期における僅かな摩耗の発生で表面粗さの減少や表面粗さ減少、片当りの緩和、潤滑状態の改善)に利用
(3)機構[3] アブレシブ摩耗:abrasive wear:固い物体や粒子の介在による微小切削作用
(4)凝着摩耗:adhesive wear:真実接触部における微視的凝着や破壊(潤滑されている現実でも一般的現象)
(5)腐蝕摩耗:corrosive wear:摩擦面と環境の化学反応がメイン(酸化、反応性物質)
(6)その他…フレッチング、エローション(液体中)、ピーニング

マルエージング鋼
まるえーじんぐこう     材料
マルテンサイト化の為に、多量のNiを加え、また金属間化合物析出にTi,Nb,Mo,Coを加えた、極低炭素マルテンサイトの時効析出強化鋼
marageing steel
(1)高σB(~2[GPa])と高破壊靭性
(2)溶体化処理後に時効硬化
(3)12Ni180,12Ni300など…タービンブレード?
(4)耐蝕性を強化したマルエージ型ステンレス(MA164,MA367)
(5)航空宇宙産業や圧力容器,工具、ばね,ボルトetc.

モーダル解析
もーだるかいせき     機力
構造物の動特性(伝達関数、固有振動数、減衰比、固有振動モード)を加振試験とデジタル信号処理を利用して行うモーダルパラメータの解析
modal analysis
(1)計算で見積もることの難しい減衰特性を実測により精度良く解析する
(2)実験により複雑な系や不確定な系の評価に、実際的で実用精度の他界解析を可能とする
(3)部分構造合成法(部分の固有振動モードの解析→全体系の解析)が可能であるが、直交性が保たれないときは連成系の解析も必要
(4)全体系の挙動解析を一自由度系の動力学特性の重ねあわせ問題に置き換える
(5)線形系の性質(各々のモードが直交し,連成しない)を前提
(6)FEMと併用することで計算の検証やモデル化の精度向上、改良シミュレーションへの応用 
(7)非線形問題は区間線形化法、部分内モード利用解析法

焼なまし
やきなまし     材料
金属材料の硬さ低下、残留応力の除去,金属組織の均一性などを調整する目的で適当な温度に加熱保持する操作
annealing
(1)被削性,冷間加工性,耐蝕性,機械的性質の改善を図る
(2)鉄鋼の焼きなまし:完全~(軟化)、等温(短時間軟化)、球状化~(軟化し難い鋼の軟化)
(3)合金工具鋼,軸受鋼(過共析鋼)の靭性向上の為に、焼き入れ前に熱処理
(4)応力除去~(冷間加工、機械加工、溶接、鋳造、鍛造の残留応力の除去)
(5)拡散~(大型鋼塊や鋳鋼の偏析を軽減させる)

焼ならし
やきならし     材料
鉄鋼を均質なオーステナイトに加熱後に大気中で冷却する操作
normlizing
(1)結晶粒組織の均質化と微細化による機械的性質の改善が主目的で、強度、靭性が改善される
(2)鍛造,圧延、鋳造後に用いる
(3)低炭素鋼の焼きなましに比べて、均質化は同等,冷却速度が早い分組織は微細で機械的性質の改善は大きい
(4)一種の焼き入れなのか…? この後に焼なましする場合も有るし…

焼戻し
やきもどし     材料
焼き入れによって得られた組織を安定化し,所要の性質,状態を得る為に,適当な温度へ加熱・冷却する操作
tempering
(1)鋼の場合、Ac1点以下への加熱
(2)~200℃の低温焼戻しは、残留応力や不安定マルテンサイトを除去し硬度重視の工具や軸受に施工される
(3)570~650℃の高温焼戻しはセメンタイトの析出と凝集と転位密度低減~延性向上で、靭性重視のばね、機械部品に施工
(4)500~600付近で二次硬化(Mo,V,W,Cr等の炭化物がセメンタイトに代って析出):SH鋼
(5)300℃と500℃で焼戻脆性(P,Sb,As/Cr,Mnの粒界析出)→Moの添加で抑制

焼戻脆性
やきもどしぜいせい     材料
鉄鋼の焼戻しに於いて,焼戻し温度の高低に応じて硬度は減増、靭性は増減するが、在る範囲に於いて靭性が減少する現象
temper brittleness/temper enbrittlement
(1)約250~400℃の焼戻し温度で現れる低温焼戻脆性と、450~550℃で現れる高温焼戻脆性とがある 
(2)P,Sb,Asの旧オーステナイト粒界偏析やセメンタイトの粒界析出(低温~のみ)によって粒界破壊強度の低下による
(3)Mn,Ni,Crは脆化を促進させ、Moは脆性抑制効果、Siは脆化温度を高温側に移す
(4)避ける為には冷却速度の管理も必要(但し、大型品で無い限り空冷で十分)
(5)鉄鋼の場合、硬さを優先するなら200℃で焼戻しを行い、靭性を優先するなら600というところか。

要因効果図
よういんこうかず     品質
品質工学実験で得られた複数の制御因子水準とSN比の関係を並べてグラフ化したもの
(1)最も高いSN比を与える制御因子、及び制御因子毎の傾向を定性的に確認することを目的として作成する。

要因実験
よういんじっけん     計測
取り上げたn個の因子の水準の全ての組み合わせを同時に同一の実験で行う計画
factorial experiment
(1)要因配置法
(2)処理のプロット:一定単位の実験材料への割り当て方
(3)単一因子実験(一度に一つの因子だけを変化させる実験の繰り返し)と異なり、主効果、交互作用を推測できる
(4)各因子毎の水準数が多いと組み合わせが非常に多くなるので,一部の組み合わせの実施によって必要な情報を取り出す方法として部分要因計画法,直交法が有る
(5)実験計画法の一手法

容積形ポンプ
ようせきがたぽんぷ     流体
ケーシングとそれ内接する可動部材等による密閉空間の移動又は変化によって液体を送り出す方式のポンプ
positive displacement pump
(1)往復ポンプ(resiprocationg pump):ピストンポンプ、プランジャポンプなど…駆動に蒸気直動式、クランク式、ダイヤフラム式など。作動方式には単動・複動
(2)回転ポンプは、歯車ポンプ、ベーンポンプ、ネジポンプなど。
(3)特に高圧を必要とする用途,一定の吐出、高粘度流体の圧送に用いられる

溶接
ようせつ     加工
各種方法によって、金属表面の不働態膜を破り、二つの金属間の距離を原子間距離の二倍程度に接近させ、クーロン引力を利用する接合方
welding
(1)融接(接合面を溶かすことによる溶接)、圧接(加圧を伴う)、蝋接の3種類に大きく分類される。
(2)融接:適用できる板厚の範囲が広い、継ぎ手位置や形状の自由度が高い、設備規模がそれ程大きくない←→熱影響部、不連続、熱変形…ガス溶接,被覆アーク溶接、不活性ガス溶接、サブマージアーク溶接、エレクトロスラグ溶接,電子ビーム溶接、レーザ溶接
(3)圧接:作業に技能が不要、溶接材料不要←→設備費が高価、接合面の処理で強度が左右、品質検査方法が確立していない…抵抗溶接、摩擦溶接、爆発溶接
(4)蝋接:精密、異種金属の接合が可能、再加熱で剥離←→前処理の必要、接合面の精度を要求、高い技能も必要、簡便な検査法がない…ろう付け、はんだ付け
(5)突き合わせ溶接の場合、板厚に差が有ると欠巻を作り易いので、板厚の4倍程度テーパーを取ることが望ましい。
(6)溶接割れの防止としての余熱は、水素の除去、熱影響部の硬度を低下(Hv200程度)させる. 後熱は、水素の除去。 溶接後熱処理(650℃)は応力除去
(7)突き合わせ溶接は、亀裂発生防止の為、端部の肉盛りを平らに仕上げるのが望ましい。
(8)構造物に付随する部品を無造作に溶接すると、そこを起点として本体側に亀裂が発生する可能性が有るので、補助部材の亀裂が本体に波及しない工夫が必要。

理想気体
りそうきたい     流体
状態変化がボイル・シャルルの法則:pv=G/M・RT に従う仮想上の気体
ideal gas
(1)完全気体(perfect gas)
(2)G:質量、M:分子量、R:一般ガス定数(定圧モル比熱と定容モル比熱の差)
(3)通常の気体は大気圧周辺(密度が小さく,温度が高いほど)理想気体に近い
(4)Daltonの法則(混合気体の圧力は成分分圧の和)が成立する
(5)内部エネルギが体積に無関係で温度だけの関数になる
(6)分子が非情に小さく,分子間の力が働かない仮定を含む
(7)ちなみに、理想流体は非圧縮で粘性が無いって奴

理想流体
りそうりゅうたい     流体
粘性と圧縮性を持たない仮想の流体
ideal fluid
(1)完全流体(perfect fluid)。
(2)圧縮性(密度のバラツキ)の無い非粘性流体(invisdid fluid)。
(3)オイラーの方程式やベルヌーイの式はこれを仮定に置いた理論。
(4)完全流体の一様流れ中に物体を置いても渦は生じない
(5)理想流体中の移動体に生じる抗力は0
(6)管路損失も0
(7)レイノルズ数があまに小さい場合や、粘土が大きい場合の境界層について論じる場合は理想流体の概念の適用は適さない レイノルズ数が小さいとダメ

リムド鋼
りむどこう     材料
溶解の際にケイ素で強制脱酸せず、代わりにMgを利用する鋼
rimmed steel
(1)鋼塊は表面付近の炭素や不純物が極めて少ないが、内側は多い
(2)棒、管、板に圧延することで、気孔が接着され奇麗な表面のものが得られる
(3)Si0.01%以下
(4)展性や溶接性が良好
(5)不純物の偏析により、浸炭時の異常組織や、時効硬化、低温脆性、鍛造割れを起こし易い
(6)連続鋳造法の発達により生産量は低下
(7)キルド鋼の方が高級

粒界腐食
りゅうかいふしょく     材料
主にオーステナイト系ステンレスを熱処理した際に結晶粒界のCによりCrが炭化物として析出、不足して腐蝕する現象
intergranular corrosion
(1)粒界腐蝕性を与える処理を鋭敏化処理:sensitaizingと呼び、400~850[℃]の徐冷、保持をさす。
(2)C量が少ないほど生じ難い。
(3)対策として、M23C6を固溶させる(1100「℃」から急冷、C量を少なくする(SUS306L)、安定化処理:stabilizationを行う(Ti,Nbを添加してCを吸い寄せる):SUS347
(4)フェライト系ステンレスでも鋭敏化処理(急冷)すると発生する。

冷凍機
れいとうき     熱力
冷凍サイクルを働かせ、低温側(蒸発機)で吸収した熱を高温側(凝縮機)へ運ぶ装置
refrigerator
(1)冷凍能力は日本冷凍トン(0℃の水一トンを24時間で0℃の氷にする熱量:[JRt]=3.86[kW])やアメリカ冷凍トン([USRt]=3.52[kW])で示される
(2)使用温度による分類[4]・高温用(0℃~)・中温用(-25~0℃)・低温用(-50~-25℃)・超低温用(~-50℃) 
(3)蒸気圧縮冷凍サイクル(vapor compressioon ~):冷媒を使用した逆カルノーサイクルで Maxεr/ηr=0.6,単段/多段/多元とある
(4)吸収式冷凍サイクル(absorption ~):圧縮機なし、冷媒ガスの溶媒への溶解により逆カルノーサイクルを回す。低効率だが、多段化、低質熱源利用
(5)蒸気噴射式冷凍サイクル(stream jet ~):圧縮機の代わりにエグゼクタノズルからの噴射で吸熱
(6)空気冷凍サイクル(air cucle refrigeration)空気を圧縮→冷却→膨張させる逆かルノーサイクルで、航空機客室空調にもちいられる。
(7)熱電冷凍サイクル(thermo-electoric ~)

冷媒
れいばい     熱力
冷凍機、ヒートポンプ、小温度差利用機関の作動流体、熱媒体
refrigerant
(1)フロン系冷媒(fluiricarbon):フッ素を含む炭化水素で、毒性,腐蝕性が少なく主流…CCl3:R11等
(2)アンモニアNH3:R717やメチルクラロイドCH3Cl:R40
(3)具備すべき物性[6]蒸発圧力が大気圧より高い、凝縮圧力が小さい、蒸発熱と蒸気の比熱が大きい、液体の比熱が小さい、不活性で安定であること、無害であること

レーリーの方法
れーりーのほうほう     機力
振動系の一次固有振動数を求める近似解法
Rayleigh's method
(1)レーリーの原理「弾性体の振動モードはその振動数が最小となるように系の運動/一エネルギの分布を有するモード」を元にする。
(2)ω^2=(∫EI・f''(x))(∫ρA・f(x)^2)=U/T …f(x):一次基準振動の形態で一般に静たわみ曲線を用いる
(3)厳密解よりも高めの値を取る(境界条件を満たすf(x)を色々と取って,ωがminとなる物を採用する事が好ましい)
(4)Rayleigh-Ritz's methodはFEM変位法と同一、レイリーの公式(流体中の抗力式)、レイリーの方程式(非線形自励振機力

レジノイド砥石
れじのいどといし     加工
フェノール系レジンを結合剤とした砥石
resinoid bonded wheel
(1)elastic process砥石の一種
(2)溶剤,油,蒸気,熱に安定
(3)切断用,傷取り,自由研削用に広く用いられる
(4)T/B/Resが素材記号

レイノルズ数
れいのるずすう     流体
非圧縮性流体の相似則、乱流への遷移、粘性の影響を計る無次元量
Reynolds number
(1)Re=vl/ν(v:代表速度,l:代表寸法,ν:動粘度)
(2)流体の運動による運動量輸送(=慣性力)と物質の分子構造による運動量輸送(=粘性力)の比を示す。
(3)自由表面の無い非圧縮性流体周辺の流れの力学的相似を決定する(:レイノルズの相似則、Reynolds' law of similarity)
(4)Re>2300を超える管路流は乱流に遷移する。 
(5)レイノルズの式は潤滑油膜の圧力分布を示す式(別物だ~)

ロードヘッダー
ろーどへっだー     一般
上下左右に振れるブーム先端の円錐台形ドラムにより掘削~積み込み~搬出するブーム型掘進機の一種
road header
(1)ドラムはシングルが殆ど(ドイツでは一部ツイン)
(2)粉塵抑制、発熱防止で10~30[MPa]の散水
(3)石炭掘削、トンネル掘削用(半岩盤、沿層坑道etc.)
(4)ドラムカッター方式に比べて小型(~200kW←→300kW)

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