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あ 
IT(アイテー)基本公差
 ISOで規定された公差系列
IT1~IT4=主としてゲージ類の寸法公差。
IT5~IT10=主としてはめ合わされる部分の寸法公差(H7はIT7級)
IT11~IT18=主としてはめ合わせれない部分の寸法公差。

青竹
 
ケガキの時にケガキ線が分かるように塗る塩基性塗料。

青砥(あおと)
 淡青緑色の砥石

赤あたり
 キサゲ等のすり合わせ作業時、光明丹を定盤に塗り、工作物を押し当ての高い所を見つける方法。

上げタップ
 ハンドタップのうち仕上げに使われる3番タップ

遊び
 部品間互いのはめあいやかみ合い関係にあるすきま。

RS-232-C
 NCについているインターフェースでデータの入出力が出来ます。

アッベの原理
 
測定機において、標準尺の目盛面と測定物を一直線上に配置した構造にすれば、測定誤差が小さい、という原理。 

   

アダプタ
 切削工具の取り付け具

アドレス

 ワードの数値の前につくアルファベットをいいます。
例 X203.250
  S2500

アーバ
 切削工具や工作物を取り付ける軸。

アーム
 リムとボスを放射状連結している部分。

Rゲージ
 R(アール)形状を測定するゲージ。通常外丸と内丸がセットになっている。

              
  
ありみぞ
 すべり対偶している「ハ」と「尾」の形をした溝。

                  

案内面(摺動面)
 機械は相対関係の運動精度が重要。
案内面の条件は
1)剛性が大きく、変形し難い事。
2)すべり方向、およびそれに直角方向に、減衰効果が大きいこと。
3)形状が正確で、運動も正確である事。
4)低い摩擦係数で、潤滑性が良好な事。
5)遊びが少なく、調整し易い事。
6)切りくず、その他の塵埃に十分な保護機能がある事。
7)各種の位置決めに対して、位置決め機能が変わらない事等があり。

案内面の方式としては、滑り案内・転がり案内面・静圧案内面・リニアモータ駆動等があり、MCには滑りと、転がりが多く用いられている。

アンカーボルト
 コンクリート床等に機械を設置するときに使う基礎ボルト等を言う。
抜け難いように埋め込み部はL型になっている。

                        

い  
鋳型(mold)
 融解金属(通常湯という)を流し込んで鋳物を造る型で、溶けた時の温度に耐えるような材質を使用する。
鋳型材質例=珪砂・人工砂・金型等。

一方向位置決め

 移動軸(案内部)に遊びがあっても正確に位置決めする時に使用する方法です。
Gコードでは
G60になります。 
      
鋳物(castings)
 金属を融解しこれを鋳型注入して製品とした物でこの鋳物を造る作業全般を鋳造いう

ISO(イソ)
 国際標準化機構の略(international Organiza-tion for Standardization)

インロウ

 本体とそのふたのような形態の結合方法

インボリュートスプライン
 歯形曲線(インボリュート例)で作られた、スプラインを言う。

イケール
 工作物の取り付け具で通常テーブルに対して90度の形状した物を言う。

位置決め
 切削工具や工作物を任意の位置へ決めることを言う。

位置決め精度
 軸のストローク内の指定間隔毎に一方向位置決めし、移動すべき距離と実際に移動した距離との差を測定し、一番誤差の大きい値をいいます。これは+(プラス)と-(マイナス)の向きで測定します。

位置決めVブロック
 円筒状の形状を位置決めするときに用いるVブロック

一品一葉式
 1枚の製図用紙に1品だけ描く製図方法。

移動振れ止め
 旋盤作業で細長い工作物を削るとにき使用する触れ止め、サドルに取り付けて用いる。

鋳放し
 鋳造しっぱなしの鋳物表面。

鋳物尺
 鋳造で使用する木型等を製作する時にしようする物差しで、縮み代を見込んで標準のものさしより長めに目盛が刻まれている。

う 
上向き削り
 
アップカットともいい、フライスの回転と送り方向が反対に動いて加工する状態をいう。
              
※送り機構に遊びがある時に使用する場合がある。
一般的に刃物の消耗が早いと言われている。

内パス
 工作物の内径などを足の開きに移しその足の開きを測定具で測定するための工具。
※穴パスとも言う。


え 
  
NC (Numerical Control)

  NCとは数値制御を略したもので、数値と符号で構成した「数値情報」で機械を自動制御する事をいいます。以前はせん孔テープや磁気テープ最近ではパソコ ンに機械の運動する距離や速度を示す数値や運動の種類を示す符号などを記録して指令する,機械はこの指令で制御され,自動運転される、これにより従来作業 者が手動で行なっていた諸操作が自動化されるばかりでなく、困難であった複雑な形を高精度につくり出すことが出来るようになりました。


NCコード
 
NCコードは人と機械の仲介役をする役目をもっており、JIS B-6314で標準化されています。

MDI運転(Manual Data Input)

 MDIモード画面でCNCにデータを入力するとプログラムにもとづく自動運転が行える。
※一般的には一度だけ実行出来ます。

エマルジョン(JIS A1種)
 
切削液分類のひとつで、液体中の流体粒子が分散して乳状となっているもの。乳濁液ともいう。
水と油に適正な乳化剤(界面活性剤)を加えて振動すると、水中油滴形(O/W)あるいは油中水滴形(W/O)のエマルションを生成する。
  
お  
帯鋸盤
 
帯状にしたのこを回転させて、木材又は金属を切断する機械。

オプチカルフラット
 水晶または工学ガラスでつくられた正確な平行平面板で、平面度をはかる測定具。
干渉縞1本で0.3μmの違いが分かる。

             

オプショナルストップ
 このスイッチを入れておくと、プログラム中のM01を読み込むと一時停止します。サイクルスタートで次のブロックから再度実行開始します。
※主軸等はそのまま回転していますので、確認作業する場合は安全のため必ず停止にしてください。 

オプショナルブロックスキップ
 操作盤のオプショナルブロックスキップをONにしておくと、先頭(左側)に/マークのあるブロックは無視(スキップ)されます。


 
外部クーラント
 
切削液の供給方式で、主軸周りのノズルから吐出する供給方式。

転速度
 加工時間当たりの回転数。一般的に単位は「rpm」か「min-1」で表す。

回転テーブル
 工作機械のテーブル等に取り付けられ、回転送り・傾斜物の角度の位置決めに使われる。

加工歪
   
 加工(付加価値)された事による歪ですが、機械加工では、加工残留応力・加工物取り付け時の歪・加工時の発熱等が関係すると思われる。

開先
 グループともいい、溶接する場合に、接合する2つの母材の間に設ける溝で、V・U・J・X・H形等がある。

角度ゲージ
 任意の角度を造るときの板ゲージ。
           

加工変質層
 
加工によって材質的に変化した表面層、機械加工では表面の加工硬化等がある。

かさ形センタ
 管状の工作物をその穴で受けるセンタ

                

カスタムマクロ(マクロ)
 NCマクロともいい、変数、四則演算、関数等の演算処理が出来ます。NCプログラムを簡素化出来るし、特殊な動きも出来るようになります。NCにマクロ機能が入っていないと使えません。

かしめ
 
鉄板の縁をたがねで打って地と密着させること(接合部を固くとめる)。

片パス
 ケガキ工具の一つで主として中心のケガキに使われる。

                  

金ます
 工作物のケガキ等に用いる工具。

           

簡易対話形プログラミング

 
画面に表示される指示にしたがって、プログラムを作成する機能。

干渉チェック

 工具あるいは機械可動部と製品又は取り付け具との干渉を未然に防ぐ確認。

き 
機械
 抵抗力のある物体の組み合わせから構成され、外部からのエネルギーを供給されると一定の相対運動して有効な仕事をするもの。

機械座標系
 
機械可動部の基準となる機械固有の座標系の原点となる座標系。    

CAD(Computer Aided Design)・CAM
Computer Aided Manufacturing)

 
CAD はコンピュ-タ支援設計、CAMはコンピュータ支援製造と言われ, 自動 車メーカ等では設計段階の全領域からその後の製造に至る大半の作業過程で 利用されています。

キサゲ
 
キサゲ仕上げの後精密に仕上げる工具

               
キャリパゲージ     
 キャリパはコンパス状の器具の穴パス・外パスみたいなもので、外径・内径の比較測定等に使われます(パス・キャリパー)。キャリパの支点にダイヤルゲージがついたものがダ、イヤルキャリパと言われ、狭い溝の
内径測定等に使われます。
       左が穴パスの使用例で、右がダイヤル付きです。

             

錐(きり)
 
小さな穴を明ける道具で両手で交互にまわしながら穴を明けます。ドリルともいいます。 

金属

 
一般的な特徴としては
1 常温で個体で結晶体である事。
2 展性・延性のあること。
3 電気・熱の良胴体であること。
4 特有の金属光沢をもっている事。
5 一般的に比重が大きい。
等の特徴をもっている物体 

切り欠き(ノッチ) 
    
 材料に局部的につくったへこみ部。

く 
クレータ磨耗
 刃物(バイト)のすくい面が、流動する切粉との摩擦で、刃先の近くにクレータ(くぼみ)が出来る磨耗。すくい角が大きくなるので、刃先強度が弱くなる。
      
         
 
    

繰返し位置決め精度
 
直線軸では3箇所(両端と中央)でそれぞれ位置決めを数回繰返し、各々最大幅の平均値をいうようです。
回転軸(連続テーブルで正回転)も任意3箇所の最大角度差の平均値を言うようです。

け  
計測器
 
計器・測定器等の総称。 

ケミカルソリューション(JIS A3種)
 
有機、無機酸塩を主成分とし、希釈すると透明になる水溶性の切削液。

ケガキ
 ケガキ針。定規・トースカン・コンパス等を用いて、工作物に穴の位置、削り代、丸材の中心に目印をつける作業。

ケレ

下図のように材料に締め付け、両センタで工作物を支え、回し板により主軸の回転を工作物に与える工具(ケレー)  
      
 

こ 
工具位置オフセット
 指令した工具の移動距離を制御軸方向に平行にずらす為の機能。

工具オフセット番号
 
アドレスH又はDに等に続けて工具補正量を指定する番号。 

工具オフセットメモリ
 工具の補正量を記憶する為のメモリ

校正
 
標準器・標準試料などを用いて計測器の表す値とその真の値の関係を求める事。 

公差
 定めた最大値と最小値との差。

GOOチェッカー
(Z軸原点工具)

 MCの主軸テーパのゲージラインからの寸法が正確に測定出来る測定具をいい、下図のような形状をしています。

         
※ テーパゲージラインの大きさはこのページのテーパゲージラインを見てください。

固定サイクル
 中ぐり・タップ立て等予め定められた一連の作業を一つにまとめたもの。
例 G81・G76

コッタ
 
圧縮または引っ張りを受ける2本の棒の連結に使われる勾配をつけた板状のくさび。

     

腰折れバイト
 刃先がシャンク底面より下がっているバイトで、負荷がかかっても工作物に食い込まないようになっている。

コレットチャック(Collet chuck)
 軸あるいは穴の入り口にテーパがついる摩擦を利用した保持具で、片側に切リ割レが入っている。ワークを締め付ける時は片側を軸方向に移動させ、切り割れが入ったほうの大きさを変化させて、締め付けたり押し広げたりして固定する。

コンターマシン
 幅13ミリ以下の帯のこで、金属を曲線に切断出来るのこ盤。
         
さ 
サイクルスタート
自動運転を開始させる事。

サイクルストップ
 送り・主軸回転・ATC・APCなどの動作をその場で停止させる事が出来ます。
※機種によっては主軸が停止しない場合がありますので十分注意して下さい。
サイクルスタートで続きを再開する事ができます。

最大指令値
 NCを動かす為の入力できる最大値をいい、一般的に99999.999ミリが設定されています。実際これほどの移動できませんが、大きな円弧を指令するためには必要になります。
例 R6000.000等

座繰り(spot facing)
 ボルト頭等があたる部分だけ平らに仕上げる事。

サブプログラム
 メイン以外のプログラムで繰り返し呼び出し可能なプログラム。
 
サーボモータ
 入力信号を元にして力を拡大し、工作機械を信号通りに駆動するモータで、昔はDCサーボドライブが使用されましたが最近では小型化・メンテナンスフリー等で優れているACサーボモータが多用されています。
      
座標回転
 プログラム形状を指令された点で回転させる機能。

三角関数    
 
直 角三角形の直角でない角の一つを θ とすると、三辺相互の比の値は θ により定まる。これを角 θ の三角比といい、下図の場合 sin θ=BC/AB cosθ=AC/AB tan θ=BC/AC cot θ=AC/BC sec θ=AB/AC cosecθ=AB/BC と表し、それぞれ θ の正弦(サイン)、余弦(コサイン)、正接(タンジェント)、余接(コタンジェント)、正割(セカント)、余割(コセカント)という。これらを角 θ の関数とみたとき、三角関数という
※大辞林辞典より抜粋

              

三角関数表
 三角関数を表にしたもので、昔はこれを使って普通の電卓で計算していました。   

サンドブラスト
 鋳物に砂を吹き付けて表面の砂を落とす事。

残移動量(NC)

 そのブロックでの残移動量。

し 
cot(cotangent)
 
コタンジェントといい、計算する場合は下記のように行う。
      
                


ジグ中ぐり盤(Jig boring machine)
 
ジ グ中ぐり盤は一般にジグボーラと呼ばれ 名前の通り中ぐり盤に属しますが ボール盤の一種という見方が強いようです。この機械の詳しい名称は、ロケーチィング エンド ボーリングマシンといいロケーチングは位置を選択するという 意味である・・・・・・この機械はジグなどの多数の 穴の位置や直径を、特に精密に、中ぐりを行う場合に最も多く用いられる。機械自 身もきわめて精巧に出来ているので 据え付け場所も誇りが少なく 温度変化の少ない所を選ばなければいけない。理工学社発行 初心社の為の工作機械と工具 より抜粋。

治具
 
取り付け具と同じ意味ですが、さらに分類すると刃具又は工具の案内があり、その精度を加工品に移すものを治具といいます。これ以外を取り付け具と表現する場合もあります。

自動運転
  
プログラムに従って運転する事。
運転方法には、メモリ(内蔵)運転と外部(PC)運転があります。

自動消火装置 
 定めた温度を検知すると、二酸化炭素を放出し、自動で消火する設備です。
油性の切削液を使用している場合に効果を発揮しますが、ミストコレクターが付いている場合は連動(瞬時に吸い込みの流れをとめる事が必要)が必要となりますので、専門の業者にお願いして取り付けたほうが良いです。

自動計測
 ATCで主軸に取り付けられたタッチセンサーで製品の形状等を測定します。通常、穴径・段差・穴位置・等を測定し必要に応じて自動で補正させる事も出来ます。

手動運転
 
手動で制御軸を移動させる事。

手動パルス発生器
 
通常ハンドル送りに用いられ、ハンドルを回転させるとパルスが発生する。

下向き削り
 ダウンカットともいいフライス回転方向と送り方向が同じである。
             
      ※上向き削りに比べて刃先の消耗がすくないと言われている。 

沈めフライス
 下図のような、案内付き座繰りカッターを言うと思います。

         

シャルピー衝撃試験 
 振子で両端支持の溝付き試験片を衝撃破断し、振子ハンマの有するポテンシャルエネルギーを打撃の時試験片がどれだけ吸収するかで衝撃値を決める試験機。

シャワークーラント
 テーブルの上方(切削液カバー天井)から大量の切削液をかける方式で、温度調節された切削液をかけて、切削で発生する加工物の切削熱の排除、また機械本体の熱変異による精度低下を防止します。

焼結金属 
 金属の粉末を圧縮成形後、高温で焼結させた合金で、代表的なものには刃物の超硬がある。

ショットピーニング
 ショット(鋼等の子粒)を工作物の表面に高速で打ちつけ、硬化層を得る加工。  

ショットブラスト
 型バラシ後の鋳物の鋳肌に付着している型砂を、ショットを回転するインペラ等で鋳物表面に投射し、鋳肌を表面に露出させる鋳肌清掃(研掃)の設備。ショットの種類は材質(鋼・ステンレス)・大きさ(0.6ミリ)・形状(角がR等)の種類がある。

              


真円切削
 工具を円に動かし、簡単に真円を加工する機能。

シンニング
 ドリルにおいて穴あけをするとき、切削抵抗のスラスト抵抗を少なくする為にジゼルエッジを研削する事。

シングルブロック
 
操作盤のシングルスイッチをONにして起動するとプログラムを1行だけ実行します。
※プログラム含む前準備のチェックに使用されます。


スケーリング
 プログラムした形状を縮小・拡大する機能

スラスト
 回転軸や回転体の軸方向に働く外力

スルーツールクーラント
 オイルホールホルダを使用し、工具の貫通穴を通して工具刃先に切削液を供給する方式。
※サイドスルーとも言われる。

スルースピンドルクーラント
 主軸と工具中央の通路を通して刃先に切削液を供給する方式。
スピンドルスルーとも言われ、供給される切削液はフィルターを通され、圧力が高いのが一般的です。
 
せ 
制御軸
 可動部をいい、MCはXYZの直線軸の機械と、さらにB又はA及びCの回転軸、特殊な機種によってはU・V・Wの直線軸が付加されているのもある。

正確さ
 
かたよりの小さい程度。

精密さ
 ばらつきの小さい程度。

制御軸数 
 
NC装置によって制御される軸数をいい、殆どのマシニングセンタはX・Y・Zの3軸とB軸をもっている。中にはA軸も持つのもあり、これを5軸(X・Y・Z・B・A軸)の機械という。

切削液供給装置
 切削時に発生する熱や切りくずを排除したり、切れ刃の切削力を減らしたりします。
使用する切削液は油性と水溶性があります。
供給方式は、外部クーラントスルーツールクーラントスルースピンドルクーラントシャワークーアラント等があります。


切削速度(cuttingspeed)
 
切削工具の刃先(回転する場合は一般的に大きい側)と工作物の相対運動の速度をいいます。一般的にこの速度が低い場合は寿命が伸び、速ければ短くなり(極端に短い場合もある)ます。
※周速度ともいいます。

静的精度
 機械自体の精度の事をいい、直角度・位置決め精度等をいう。

切削抵抗(cutting resistance)
 
簡単に説明しますと「切削中にバイト(刃物)に加わる力」となります。
通常3方向に働く「主分力 ・送り分力・背分力」というものがあります。

切削機構
 材料が切削されるときの切粉を削りだす仕組み。

切削加工
 加工方法の1つで、切削(除去)加工(付加価値を高める)。

切削力
 切削している時に刃先に作用する力です。同じ反力がワーク側にかかります。
※つねに刃物とワークが、同じ抵抗(力)を受け(バランスされながら)切削加工が続行されます。

Z軸無視
 このスイッチをONにすると、Z軸指令を無視します。最近ではあまり使われないと思います。

絶対位置検出器

 選択された原点に対して移動軸の現在位置を直接読みとる検出器。
例 スケールフィードバック

旋盤(lathe)
 
工作機械の中で一番使われている切削加工機械がこの旋盤(せんばん)かと思います。
参考
  30年程前は段車式(ベルト式)が多く使われていましたが時代は変わり電動機直結式そして現在ではNC付きが殆どかと思います。
加 工方 法 =工作物を回転させ、その面上に刃物を切り込んで工作物を切削します。
※丸物の加工となります。

作業の種類
  丸削り(外周加工です)・端面削り・突っ切り(一本の丸材を二つに切断します)・テーパ削り(外周に勾配をつけます)・曲面削り(外周等に直線でなくR 状の曲面をつけます)・きりもみ(ドリルで中心部に穴をあけます)・中ぐり(穴をバイト(刃物)で加工します・ねじ切り・正面削り(端面削りと同じですが バイトの取り付ける向きが工作物の回転中心と平行になります)・ローレットかけ(滑らないように凹凸の模様を付けます)

旋盤の種類
普通旋盤
 丸物加工の標準的な機械です。
工具旋盤
 普通旋盤より精度が高くつくられていいる普通旋盤で、フライス・ドリル等の工具の製作に用いられます。ダイヤモンド旋盤も工具旋盤の一種とみてもよいかもしれません。

正面旋盤
外周の大きい幅の狭い工作物を削るもので立て旋盤 の発達で最近では余りみられなと思います。
タレット旋盤
 ピン等の小物を大量に製作する為に考案された旋盤でタレットと呼ぶ回転式の刃物台の周囲に何種類かの刃物を取り付け加工順番に刃物を回転させ切削を進める構造となっています。

立て旋盤
 水平に回転する回転デーブルを持ちその上に工作物を取り付け外周あるいは内周をバイトで削ります。大物の丸物(パイプ等)に向いています。
※ NC旋盤についての説明は「NCとMC」のページでしたいと思います。

そ 
相対座標系
 
CNCに設定した座標値を基準にした座標系。

象限切り替え
 円弧補間などで、送り軸の送り方向が反転する事をいい、動きが悪いと突起状の誤差が生じる。

測定器
 
測定を行う為の器具・装置等をいう。

ソルブル(ソリュブル・ソリュ-ブル)
    
 界面活性剤を主成分とし、希釈すると半透明もしくは透明になるソルブル(JIS A2種)タイプの水溶性切削液。

た 
タッピングモード
 
タップを立てる時に使用するモードで、切削送りオーバーライドとフィードホールドは無効になる。
※タッピングモード中に止める必要が生じた場合は非常停止等で止める。 

単位の長さ
 NCが移動指令を出すとサーボモータが回転しますが、その回転角度をボールネジという高精度の送りネジで直線移動に変換され、その直線に変換された時の最小設定量が「単位の長さ」です。最近ではその最小直線移動距離を千分の一ミリにとるのがあ当たり前となっています。

単動チャック
 旋盤の主軸に装着してワークを締め付けるチャックで、爪が連動するのを連動チャック、単独で動くのが単動チャックとう。
※主に4ツヅメが多い。

ち 
チャック(chuck)
 
工作物(被削材)取り付け用工具で、一般的に多用されているのは連動式の三つづめチャックで、以外に単動(四つづめとか)・復動・電磁・油圧チャック等あります。

鋳造(casting)
 
金属を融解(溶解)し、これを鋳型に注入して製品(鋳物)を造る作業全般をいう。
砂鋳物鋳造の作業手順
 鋳物砂用意→木型等準備→鋳型造型→抜型→鋳型組み付け→注湯(鋳込み)→自然冷却→解枠→押湯等切断→仕上げ→ショット→(必要時熱処理)→検査(外観・内部)→鋳物完成となります。
           

つ 



テスト運転
 プログラム確認の為の運転をいう。

データ保護キー

 プログラム・オフセット量等間違って変更・削除されない為に設けられたキー。

データム
 幾何公差を与える場合の基準となる、理論的に正確な直線・平面・軸直線等をいう。
下図例では、基準(データム)Aを優先して、ABを指定、その基準面から理論値寸法に
    対し、φ0.1の円筒を許容範囲としています。
      
          

DNC運転
 CNCの外部からインターフェース(RS-232-C)を介してプログラムを読み込みながら行う自動運転。

テーラー(1856~1915)

 
科学的管理法の創始者であるといわれ。工程管理の元祖として有名な人です。
1880~約20年の間に切削作業の実験を行なったそうです。

テーパゲージライン
 JIS B 6101(主軸端) の規定内にある「7/24テーパ(NT)の主軸端及びシャンク」を基準に規定されている。JISではATCを前提した規格はないらしいがMC用ではBT+呼び番号で話が通ります。

                          

NO 呼び番号 φD寸法(基準寸法)
30  31.75
35  38.10
40  44.45
45  57.15
50  69.85
60 107.95

※ 尚BT40とBT50についてはMAS(日本工作機械工業会)とTES(日本工作策機器工業会)で共通規格となったようです。上記以外に15T(JBS-4002-1987 規格)という小さいのもあるようです。

テーパの規格
工作機械などのテーパ
  ・モールステーパ(MT):テーパ=およそ1/20
  ・ナショナルテーパ(NT):テーパ=約7/24
  ・ブラウンシャープ(BS):テーパ=約1/24 
  ・ジャコプステーパ(JT):テーパ=1/12.26~20.28(0~5番)
  ・ジャーノテーパ(JT):テーパ=1/20.63~25(No2~20)
  ・メートルテーパ:テーパ=1/12

デバッグ(試し加工)
 前準備した物が期待するものと一致しているかの確認作業をいいます。言い換えると100%間違い無ければ試し加工せず本加工に入っても宜しいです。ここでいう期待とは図面要望を満足するかになります(下表参照)。  

NO 要素 ツール 寸法 期待値 セット値 期待値になる確率
ボーリング 径の4倍程度の長さのボーリングバー 80 +0.02-0 +0.015 少ない
ドリル穴 16標準ドリル 16 ±0.2 16.0ドリル 高い
ネジ穴 スパイラルタップ M10*P1.5 深さ25±0.5 25.0 条件にもよる

上表でほぼ期待できるのはNO2のドリル径だけで後は期待値から外れると解釈し試し加
工→確認作業が必要になります。
※ ドリル穴は試し加工を必要しないと言っている訳ではありませんので注意です。
  
dmN値
 軸受け転動体の(ベアリング)中心ピッチ径(mm)と回転数(min)の積で高速化の指標。 
ちなみに潤滑方式は、dmN値50万前後迄がグリース潤滑で、100万は噴射式を採用するのが一般的のようです。
※近年はグリース潤滑でも200万を超えるのも出ています。
 
と 
ドウェル
 
指令された時間だけ次のブロックの動作に移るのを遅らせる機能。
例 G04X2.0(2秒)

動的精度
 
主に加工した工作物の精度をいい、穴ピッチ・段差・エンドミルにおける真円加工などを指します。

ドライラン

 プログラム確認の為等で空運転する事をいい、プログラムされた送りを無視して軸移動出来ます。速度はパラメータで設定されています。

ドレン
 
機械や装置の中で発生し、凝固した水で、これを排出する弁をドレンコックと言う。
例 
 エアーコンプレッサーで、圧縮時に発生する水を抜く事を「ドレンを抜く」と言う。

トレーサビリティ
 トレーサビリティとはトレース(追跡)とアビリティ(可能性)の合成語で、追跡可能性の事を言います。
※ISO9000シリーズでよく使われます。 

取り付け具
 ワークを切削力に耐えて動かないようにテーブルに固定する道具。
汎用と専用等があり、汎用はTナット・スタッドボルト・六角ナット等を使い、専用は個々のワーク毎の形状に合わせて特別に作ります。 

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